2020年8月17日月曜日

ドイツ・ダルムシュタットで銀行口座を開設する

event_note8月 17, 2020 editBy Alban forumNo comments


初めに 

現金を引き出す分には日本の口座からでも良いかもしれませんが、ドイツでは家賃を払ったり、車を借りたり、保険に入るにも、 ドイツでの口座が必要になります。

2020年8月16日日曜日

ビザ申請の際の婚姻証明書・出生証明書

event_note8月 16, 2020 editBy Alban forumNo comments



帯同家族分のビザ申請の際に書いた、外国人局に提出する婚姻証明書(Heiratsurkunde)・出生証明書(Geburtsurkunde)の紹介です。 

いろいろなサイトに、"戸籍謄本のアポスティーユ付き認証翻訳"が必要との情報があります。在日本ドイツ領事館のHPにもそのような記載がありました。 しかし自分の場合、アポスティーユも認証翻訳も必要ありませんでした。。ただ、時期・場所によって異なると思います。 重要な書類ですので必ずご自身でご確認ください! 

 以下は一例としてご覧ください。  

自分の場合、在フランクフルト領事館で婚姻証明書・子供たちの出生証明書共に発行してもらいました。それぞれ9ユーロずつ(2017年)でした。翻訳・アポスティーユの料金に比べると随分安いです。  

自分の場合、外国人局のせいで申請手続きが遅くなり、持参した戸籍謄本/翻訳が有効期限切れになったからなんですけどね・・。  

こちらのページから申請書がダウンロードできます。 共に必要書類はパスポートと戸籍謄本(婚姻証明書については3ヶ月以内に発行された戸籍謄本)です。申請はメールでも行えて、受け取りの際に原本を持参すればOK。3日程度でできあがるので、とても助かりました。

 なぜこれが周知されていないのか、疑問です・・・。


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ドイツでのビザ取得(家族分)-ダルムシュタット外国人局にて

event_note8月 16, 2020 editBy Alban forumNo comments



本人分のビザ申請は他の記事でまとめますが、こちらは家族の分の申請です。 なお、ビザ申請はとても大事ですし、時期や担当者、都市によって全く異なるので参考までにご覧ください。

自分の分の申請でいろいろ学んだので、家族の分はもう大丈夫だろうと思っていましたが、やはりいろいろとトラブルがありました。手続きそのものには問題無かったのですが、外国人局の担当職員の問題で面接日が大幅に遅れました。今はどうかわかりませんが、フランクフルトなどの大都市とは違い、ダルムシュタットの外国人局は最悪です(2015年当時)。

2020年8月15日土曜日

ダルムシュタット大学・留学生の相談窓口

event_note8月 15, 2020 editBy Alban forumNo comments


渡独当初は、公的手続きなどで困ってもどこに相談したら良いかわからず、そのせいでかなり余計な時間をかけてしまいました。 ドイツでは役所でもあっても人間関係(コネ?)によって非常に 対応が違います。頼れるところには頼りましょう。 


TU DarmstadtのWelcome Center

何と言ってもここに一番お世話になりました。 とっても親切で、話も早く、外国人局にもコネがあります。 ここを知ったのが渡独2ヶ月後だったのが今でも悔やまれます。  

住宅探し・ビザ取得・奨学金・保険などの相談にのってくれます。特にビザ取得の際には、ドイツ語ペラペラでも無い限り、 外国人局にはドイツ人の付き添いが必要です。 お願いすると書類のチェックから当日の同行までしてくれるのでとても助かります。 TU Darmstadtに所属するときには、まずはここに連絡しましょう。連絡先はこちらのページに掲載されています。


フランクフルト総領事館 

この地域に住む日本人の強い味方。 領事関係の手続きだけでなく、子女教育、文化交流なども促進しているそうです。 自分の場合は、今のところビザ手続きに必要な婚姻証明書を貰いに行ったくらい。

ビザ手続きで困った際に電話しましたが、ビザは領事館の管轄ではなく、手を出せる範疇では無いそうで、特にアドバイスはもらえませんでした。

フランクフルト街中の大きなビルの34階にあります。アクセス方法はこちら。目立つ建物なので迷うことは無いと思います。 ただ、ビルに入る際と領事館の部屋に入る際にセキュリティチェックがあります。初めての時はびっくりしました。 

ビルの受付で領事館に行きたいと言ってパスポートもしくはビザを見せると、 ゲートを開けてくれます。 ゲート内のエレベータで34階に上がり、領事館の部屋のブザーを鳴らすと 鍵を開けてくれ、入ったその場で荷物チェックがあります。

役に立つ情報もこちらのHPに掲載されているので、一度ご覧ください。


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ダルムシュタット工科大学のゲストハウス

event_note8月 15, 2020 editBy Alban forumNo comments


ダルムシュタットで住むところを見つけるのはなかなか困難です。

のどかな田舎町に見えますが、1万人以上の学生を抱えるダルムシュタット工科大を始めとして大学が3つ、さらにフラウンホーファー、GSI、ESOCなどの研究所が集まっていて、意外に人口は多いのです。

そして、ドイツには日本のように物件をたくさん扱っている不動産屋さんはとても少ないです。住宅の探し方として、口コミ(!)・新聞記事・インターネット・不動産屋と続くようです。口コミって・・。

2020年8月12日水曜日

ドイツの大学の研究環境(働き方と仕事への姿勢)

event_note8月 12, 2020 editBy Alban forumNo comments


ドイツの大学のざっくりとした研究環境、普段の様子を紹介したいと思います。自分が使ってい研究室(オフィス)はこんな感じです。ごちゃごちゃですみません。

教授やスタッフは個室ですが、他の博士課程を目指す同僚たちは、原則2人もしくは4人部屋を使うことになります。10人以上同じ部屋ということはあまり見かけないですし、時々会社を訪問してもそれほど大きな部屋(日本にあるような)はありません。

一般的なドイツ博士課程中の給与

event_note8月 12, 2020 editBy Alban forumNo comments


ドイツでの博士号取得についてよく質問をいただくのは、実際の給与はいかほどか?という内容です。異国の地で生活をする、さらに家族が居る場合には重要な要素ですね。 

実際の給与額は、所属する学科や契約(奨学金、プロジェクト、大学雇用など)によりますが、 DFG(ドイツ研究振興協会)のフォーマット・公開情報ページから、毎年標準額が公開されています。

2020年7月20日月曜日

ドイツでの博士号のタイトル(Dr. rer. nat., Dr.-Ing,...)

event_note7月 20, 2020 editBy Alban forumNo comments


日本にも工学博士、理学博士,...などのように、学位を取得した分野によって色々な名前がありますが、ドイツ語の博士号はラテン語に由来する名前が付きます。歴史的な背景もあるため、それをご紹介します。
とは言え、僕の知識は自分の周りにいる同僚からだけですので、その点ご了解ください。ちなみに周りにいるのは、Dr. rer. nat. か、Dr.-Ing.だけです。

Dr. rer. nat. ~ 理学博士
ドイツで工学系の職場、特に大学にいると、こちらの肩書を持っている人をよく見かけます。機械工学では無く、物理や化学を専攻した人に多いですね。最近は学問の境界があいまいなので、同じ教授のもとで博士号を取得しても、どちらかの学位を選べることが多いです。うちの教授もこの学位を持っているのですが、最初はなんのことが全然わかりませんでした。rer? nat? 2つも学位を取得したんだろうか?などと。
rer. nat.は、ラテン語でrerum naturalium の略です。略していなくても、何のことが全然わかりませんね。ラテン語で、rerum "もの"naturalium "自然"なので、直訳すると自然科学になります。今では、数学、物理、化学、生物、地学、情報科学、農学にも適用されています。

Dr.-Ing. ~ 工学博士
こちらは、Doktor der Ingenieurwissenschaften の略です。英語にすると、Doctor of Engineering (Dr. Eng.) ですね。ただ、Ing.の前にハイフンが付いていることからもわかるように、ちょっと他の学部で取る学位と、歴史的にも感覚的にも違います。
まず学位の標記からですが、上述したDr. rer. nat.だけでなく、Dr. med.(医学)、Dr. phil.(哲学)、Dr. math.(数学)などは全てラテン語から来ています。medicinae(医学)、philosophiae(哲学)、mathematicae(数学)のように。これに対して、Dr.-Ing. だけはドイツ語が起源なので、他と区別するためにIng.の前にハイフンが付いています。
Dr.-Ing. という学位が(旧)ドイツで初めて授与されたのは、1899年のベルリンです。それから徐々に他の州にも広がっていきました。ただ、他の伝統的ないわゆる総合大学が、工学分野で博士号を授与することに反対を続けました。そのため、他の学位と区別できるようにドイツ語表記であることを明確にしています。今もその制度はそのままに。

おまけ
日本とは博士号に対する考え方や重視する度合いの違うドイツ、それだけに授与権についても厳格なんですね。今での年配の先生は(きっと冗談交じりで...)、Dr. rer. natを持つ人からすると、Dr.-Ing.なんて博士号とは呼べない、あんなの学問じゃない、と言いますし、Dr.-Ing.からすると、工学こそが今の産業を支えている。ドイツを支えているのは自分達だ、と言います。昔話みたいですが、今でも生きているイメージのようです。
なお、企業(とくにモノづくり系)に行くと、Dr.-Ing の方が何となく良いイメージを持たれます。ざっくりした感触ですが、確かに有名自動車メーカーのトップはみんなDr.-Ing.のような気がします。

 
ここまでの話を全部台無しにするようですが、自分の所属する学科では、博士号取得の申請の際に学位の名前を選べます。申請書には、Dr.-Ing, Dr. rer. nat., Dr. Phil.の選択肢がありました。どれでもいいんかい!
おしまい。

このサイトについて

event_note7月 20, 2020 editBy Alban forumNo comments

ここでは、私がドイツ留学を通じて経験したことを元に、日本での準備から現地での生活まで知っておくと便利だろうと思うことを紹介しています。
ダルムシュタットというフランクフルト近郊の小さな街に住んでいましたので、ここ限定のこともあるかもしれません。
これからドイツ留学を目指す方、生活を始める方の参考になれば嬉しいです。何かご質問があれば、コンタクトのページからお問い合わせください。
- 簡単な自己紹介 -
ダルムシュタット工科大学で働いていました。
20159月から、家族(自分・妻・子2人)でドイツに来ました。無事にDr.-Ingを取得し、2019年3月に日本に帰国しています。
こちらは、全て自分の経験に基づいて書いているサイトです。ドイツは州によっても担当者によっても言うことも対応も異なります。こんな例もあるんだな、程度にご覧下さい。