のどかな田舎町に見えますが、1万人以上の学生を抱えるダルムシュタット工科大を始めとして大学が3つ、さらにフラウンホーファー、GSI、ESOCなどの研究所が集まっていて、意外に人口は多いのです。
そんなわけで、うちは運よく空いていた大学のゲストハウスに住んでいました。冒頭の写真が滞在していた後述する2.のゲストハウスです。なお、ダルムシュタット工科大学にはゲストハウスが2つあります。
1.Georg Christoph Lichtenberg-Haus
こちらが1つ目のゲストハウス。大学のHPに写真が載っていますが、宮殿みたいです。
場所は大学のStadimitteキャンパスからDieburger Straßeを2kmほど登って行ったところです。徒歩30分/ 自転車11分(Google mapより)ですが、大学からはずっと登り。
バスFが走っているので、それを使うと便利です。"Fasanerie"というバス停がゲストハウスの目の前にあります。
もともとは、1898年にホテルとして建造されました。その後、何回も所有者が変わっています。
1910年に貴族の住居として改装した時に、内装が大きく変えられたそうです。
さらに政治学校、病院、学生寮、また結核患者の隔離病棟として使われた後に、1955年以降はダルムシュタット工科大学によって管理されています。1978年からGSI(重イオン研究所)と共同利用されていましたが、2012年からは大学のみのゲストハウスとなっています。今の名前(Georg Christoph Lichtenberg-Haus)になったのは、1983年。ダルムシュタット近郊で生まれた、物理学者で詩人だった人の名前を借りたそうです。
1階には大きなホールがあり、時々結婚式なんかも開かれています。住んでいる下で結婚式やっていたら、びっくりしますね。
1階に9つ、2階に9つの計18の物件があります。部屋は単身者用のワンルームから、家族でも十分な3ルームアパートまで揃っています。家賃は大体、月530~1300ユーロ。管理人が平日昼間に滞在していること、家具類が揃っていることもあって、ダルムシュタット内では高い方だと思います。
居住できる期間は、通常12カ月まで、子供が一緒の場合は18カ月までとなっています。
2.Otto Wolfskehl-Haus
自分が住んでいたのがこちら。2013年にできたとても新しい建物です。
こちらは前者のゲストハウスと異なり、初めから大学のために建てられました。場所は大学のLichtwieseキャンパスの中にあります。自分はこのキャンバス内に通っていたため、家から職場まで自転車で3分と非常に便利でした。トラムの9番、"Hochschulestadion"の駅前です。
こちらは3階建てで、計38戸。家賃・居住期間のルールはは前者のゲストハウスとほぼ同様です。ゲート付きの駐車場も完備。駐車場費用は月に23ユーロほど。なお、自分は一番広い3ルームの部屋を借りていました。
居住希望の場合は、大学のHPから担当オフィスにメールを送ると、ドイツにしては比較的早く親切な返信があります。HPはよく変わりますが、"TU Darmstadt Guesthouse"で検索すると連絡先は見つかります。
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