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2020年8月15日土曜日

ダルムシュタット工科大学のゲストハウス

event_note8月 15, 2020 editBy Alban forumNo comments


ダルムシュタットで住むところを見つけるのはなかなか困難です。

のどかな田舎町に見えますが、1万人以上の学生を抱えるダルムシュタット工科大を始めとして大学が3つ、さらにフラウンホーファー、GSI、ESOCなどの研究所が集まっていて、意外に人口は多いのです。

そして、ドイツには日本のように物件をたくさん扱っている不動産屋さんはとても少ないです。住宅の探し方として、口コミ(!)・新聞記事・インターネット・不動産屋と続くようです。口コミって・・。

2020年8月12日水曜日

ドイツの大学の研究環境(働き方と仕事への姿勢)

event_note8月 12, 2020 editBy Alban forumNo comments


ドイツの大学のざっくりとした研究環境、普段の様子を紹介したいと思います。自分が使ってい研究室(オフィス)はこんな感じです。ごちゃごちゃですみません。

教授やスタッフは個室ですが、他の博士課程を目指す同僚たちは、原則2人もしくは4人部屋を使うことになります。10人以上同じ部屋ということはあまり見かけないですし、時々会社を訪問してもそれほど大きな部屋(日本にあるような)はありません。

一般的なドイツ博士課程中の給与

event_note8月 12, 2020 editBy Alban forumNo comments


ドイツでの博士号取得についてよく質問をいただくのは、実際の給与はいかほどか?という内容です。異国の地で生活をする、さらに家族が居る場合には重要な要素ですね。 

実際の給与額は、所属する学科や契約(奨学金、プロジェクト、大学雇用など)によりますが、 DFG(ドイツ研究振興協会)のフォーマット・公開情報ページから、毎年標準額が公開されています。

2020年7月20日月曜日

ドイツでの博士号のタイトル(Dr. rer. nat., Dr.-Ing,...)

event_note7月 20, 2020 editBy Alban forumNo comments


日本にも工学博士、理学博士,...などのように、学位を取得した分野によって色々な名前がありますが、ドイツ語の博士号はラテン語に由来する名前が付きます。歴史的な背景もあるため、それをご紹介します。
とは言え、僕の知識は自分の周りにいる同僚からだけですので、その点ご了解ください。ちなみに周りにいるのは、Dr. rer. nat. か、Dr.-Ing.だけです。

Dr. rer. nat. ~ 理学博士
ドイツで工学系の職場、特に大学にいると、こちらの肩書を持っている人をよく見かけます。機械工学では無く、物理や化学を専攻した人に多いですね。最近は学問の境界があいまいなので、同じ教授のもとで博士号を取得しても、どちらかの学位を選べることが多いです。うちの教授もこの学位を持っているのですが、最初はなんのことが全然わかりませんでした。rer? nat? 2つも学位を取得したんだろうか?などと。
rer. nat.は、ラテン語でrerum naturalium の略です。略していなくても、何のことが全然わかりませんね。ラテン語で、rerum は"もの"、naturalium は"自然"なので、直訳すると自然科学になります。今では、数学、物理、化学、生物、地学、情報科学、農学にも適用されています。

Dr.-Ing. ~ 工学博士
こちらは、Doktor der Ingenieurwissenschaften の略です。英語にすると、Doctor of Engineering (Dr. Eng.) ですね。ただ、Ing.の前にハイフンが付いていることからもわかるように、ちょっと他の学部で取る学位と、歴史的にも感覚的にも違います。
まず学位の標記からですが、上述したDr. rer. nat.だけでなく、Dr. med.(医学)、Dr. phil.(哲学)、Dr. math.(数学)などは全てラテン語から来ています。medicinae(医学)、philosophiae(哲学)、mathematicae(数学)のように。これに対して、Dr.-Ing. だけはドイツ語が起源なので、他と区別するためにIng.の前にハイフンが付いています。
Dr.-Ing. という学位が(旧)ドイツで初めて授与されたのは、1899年のベルリンです。それから徐々に他の州にも広がっていきました。ただ、他の伝統的ないわゆる総合大学が、工学分野で博士号を授与することに反対を続けました。そのため、他の学位と区別できるようにドイツ語表記であることを明確にしています。今もその制度はそのままに。

おまけ
日本とは博士号に対する考え方や重視する度合いの違うドイツ、それだけに授与権についても厳格なんですね。今での年配の先生は(きっと冗談交じりで...)、Dr. rer. natを持つ人からすると、Dr.-Ing.なんて博士号とは呼べない、あんなの学問じゃない、と言いますし、Dr.-Ing.からすると、工学こそが今の産業を支えている。ドイツを支えているのは自分達だ、と言います。昔話みたいですが、今でも生きているイメージのようです。
なお、企業(とくにモノづくり系)に行くと、Dr.-Ing の方が何となく良いイメージを持たれます。ざっくりした感触ですが、確かに有名自動車メーカーのトップはみんなDr.-Ing.のような気がします。

 
ここまでの話を全部台無しにするようですが、自分の所属する学科では、博士号取得の申請の際に学位の名前を選べます。申請書には、Dr.-Ing, Dr. rer. nat., Dr. Phil.の選択肢がありました。どれでもいいんかい!
おしまい。