実際の給与額は、所属する学科や契約(奨学金、プロジェクト、大学雇用など)によりますが、
DFG(ドイツ研究振興協会)のフォーマット・公開情報ページから、毎年標準額が公開されています。
上記のページには、"Übersicht nach Förderprogrammen"と、"Gesamtliste"という2つのタブがあります。
後者の"Gesamtliste"をクリックしてください。そうすると、DFGからの公開情報(PDF)のリストがずらっと並びます。
標準給与のPDFを探すには、”Personalmittelsätze"で検索してください。最近ではドイツ語版(DN)に加え、英語版(EN)もあるようですね。PDFのボタンをクリックすると
内容を見ることができます。
2020年のDoktorandin/ Doktorand の欄を見ると、年68,400ユーロ(820万円;
120円/€)、月5,700ユーロ(68.4万円;
132円/€)となります。かなり高いように見えますし、実際同僚は日本の博士課程の学生に比べると、かなり良い暮らしをしているように見えます。
ただ、この額は標準値であり、契約によってその半額程度になることもありえます。例えば、うちの大学の機械系にいたDoktorandin/ Doktorandはこの100%の給与を貰うケースが多いですが、化学系に在籍していた友人は同じ博士課程でも給与がこの50%でした。全ての学科の状況を知っているわけではありませんが、情報系はほぼ100%、数学系は少し目減りしている印象です。
なおドイツは税金・年金が日本より高いので、単身世帯の場合、手取りはこの50%程度になることにご注意ください。
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